新卒社員を「さん」付けで呼ぶ3つの理由

会社でどのように呼ばれていますか?

また、同僚や先輩、後輩ををどのように呼んでいますか?

 

役職付け、君付け、ちゃん付け、あだ名、呼び捨てなど、色々な呼び方があると思います。

私は新卒社員であっても必ず「さん」付けで呼び、かつ、敬語で話すようにしています。

今日は私がこのように考える3つの理由についてお伝えしたいと思います。

 

考えることが少なくて済む

 

あなたは新卒で入社した会社に勤めており、最近では少し難しい仕事も任せてもらえるようになってきました。

自分より後輩の新卒社員には親しみを込めて男性は○○君、女性は〇〇ちゃん、と呼んでいます。

こうやって呼ぶだけで、距離が近づいて他の人よりも仲良くなれている気がします。

 

さて問題です。以下の人をどのような呼ぶべきでしょうか。

1. 浪人や留年をした自分より年上の新入社員

2. 高校卒業と同時に働き出した自分より年下の先輩社員

 

「年齢」「社歴」「見た目」などで呼び方変える場合、そのルールに当てはまらない人をどうすべきか考えてしまいませんか?

私は単純に面倒くさがりななので、相手がどのような状態の人であっても「さん」付けで統一することで考えるコストを減らしています。

 

シーンを選ばず使える

 

会社では一緒に仕事をしたり、業務をお願いしたり、叱ったり、褒めたり、様々なシーンが考えられます。

褒める場合は特段、どんな呼び方でも構わないでしょう。

問題は叱る場合です。

 

「佐藤さん、この場合はもっとこうしたほうが良かったと思うけど、どう思いますか?」

 

呼び方が変わると、伝え方も変わってくるでしょう。

「佐藤、この場合はもっとこうしたほうが良ったんじゃないか?どう思う?」

「佐藤ちゃん、この場合はもっとこうしたほうが良ったんじゃないの?どう?」

 

前者は高圧的ですし、後者は思いやりが足りないように聞こえます。

呼び方一つで本来伝えるべき本質がブレてしまうのはもったいない。

さん付け&敬語はシーンを選ぶことなく使うことができると思います。

 

立場が変わっても対応可能

 

呼び捨てで呼んでいた部下が、昇進して他部署の部長になった。

君付けで呼んでいた新卒社員が、上司になった。

○○部長が、降格人事で課長になった。

1,000人未満の企業や実力主義のベンチャー企業では普通にあることです。

 

この場合、次の日から呼び方を変えるのでしょうか。

気になります。

 

最後に

 

個人的に最も気になるのは「君」「ちゃん」付けです。

本人は親しみを込めているのかもしれませんが、「自分よりも年齢や経験が下である」というラベリングでマウントを取っているように見え残念です。

新卒だろうが1年目だろうが、優秀な方は多いです。

同じ会社で所属している、単に役割が異なる同僚として一緒に働きたいものです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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